多読の入門の絵本として最も選ばれているのが、イギリスでリーディング教材として使用されているOxford Reading Tree(ORT)と呼ばれる絵本です。
おうち英語では、「かけ流し」と「多読」はとっても重要なんです。
かけ流しで耳からインプットをして、最終的に英語の本を自分で読む「多読」にもっていけば、語彙や読解力が身に付き、自然と英語が伸びていくということが、パルキッズの考案者の船津先生等が言われているおうち英語の流れです。詳しく知りたい方は下記の本をご一読ください。
わが家でも、娘が簡単な単語は読めるようになり、英語の本を自分で読もうとするようになったので、Amazonで英語の本を購入したり、図書館で借りて来たりしていました。
ORTはOxford Reading Club(ORC)と呼ばれる電子書籍の読み放題サービスで読んだりしていましたが、他のReading Bookと比べて別格の面白さだなと思います。ORCについては、下記の記事で紹介していますので、読んでみてください。
「日本語の絵本でもこんな本があればいいのにな」というくらい1冊1冊が面白いのです。
もうこれは手元に欲しい!と、全巻購入してしまいました。「絵本はずっと残るもの」いい絵本は読み継がれていくので、孫の代までも使う気です。
1冊ずつ必ずオチがあって面白い
まずは、Stage1ですが、文字が書いてありません。しかし、最初は学校に行きたくないといった感じのキッパー君が、だんだん学校に馴染み、最後は帰りたくないよとなっています。字のない絵本でも、絵だけで面白いストーリーなんです。
Stage5からは、Magic Keyという不思議なカギが引き起こす冒険物語になります。海賊やお姫様のいる物語の世界にいくので、わくわくします。






こんな感じで、一話一話が面白いんです。
絵本を読む前と後での声掛けが書いてある
ORTの本には、本の前後のページにBefore ReadingとAfter Readingというものが書かれていて、読む前の声掛けや読んだ後の声掛けの例が書いてあります。
英語が苦手なので、どういう声掛けをしたらいいかわからないときに参考になります。
その例に従って、声掛けをしてみると、実は隅っこの方でお母さんが怒っている表情だったたり、読んだ後も発見があって、絵の細かいところまで考えて書かれているなと感じました。
Stageの内容と総語数表・YL(読みやすさレベル)
ORTは、Stage1からSatge9からなっています。Satge1は字のない絵だけの本からはじまり、Satge9になると文もトピックも難しくなります。
下表は各ステージの内容をまとめたものです。


各1冊ずつの総語数とYLレベルの表をPDFにしました。YLとは読みやすさレベル( Yomiyasusa Level)のことで、ORTはYL0.0~1.4であり、1冊の語彙数500語程度、総語数1500語までの多読入門書に分類されます。PDFに赤のハッチングで記載しているSatge4とStage5の最初の6冊は話が続いていますので、順番に読むことをお勧めしています。
購入後の娘たちの様子
長女は購入した日から2週間が経ちました。毎日、ORTを開いています。簡単なSatge2から3くらいは声に出して、ブツブツと読んでいます。難しいStageは、絵だけを見ているようですが、保育園から帰ってから寝るまで集中して読んでいます。ニコニコしながら、時には大声を出して笑ったり、とても面白いようです。ご飯やお風呂の時に呼んでもなかなか来てくれなくなりました。
下の子も、簡単なStageを開いてみています。他の絵本はすぐ飽きてしまうけど、毎日よく読んでいて、高かったけど購入してよかったと満足しています。
購入の注意点
「多読パック Tadoku Pack」全巻セットだと、30Packの180冊で10万円と、すごく高いです。まずは、図書館やOxford Reading Club(ORC)等で読んでみてください。
ORTは、CD付やタッチペン対応等の種類が豊富です。また、色々なパックで売られているので、購入時は内容の確認が必要です。各Packの内容は上記のPDFに記載しています。
「多読パック Tadoku Pack」の内容ですが、PDFに書かれているSatge1+と2のPatterned Stories、More Patterned Storiesは含まれません。
「トランクパック Trunk Pack A」の内容ですが、Stage1,+1,2,3,4の各1パックずつ30冊が入っています。
「トランクパック Trunk Pack B」の内容ですが、Stage 5,6,7,8,9の各1パックずつ30冊がです。
「バリューパック Value Pack 1」は、Stage+1,2,3の合計12パック、72冊、「バリューパック Value Pack2」は、Stage4,5の合計8パック、48冊が入っています。
わが家では、CDは図書館で借りられたので、音源なしTadoku Packを買いました。
本は一生の宝ということで、思い切って全巻購入しました。
娘達が飽きても、私は全部読むぞー!!
コメント
いつも勉強になります。ワードカウントすごくほしかったので有り難うございます!
多読の進め方について教えてください。いわゆる100万語を目指したいのですが、どういうふうにすすめればいいんでしょうか?
・読み聞かせも多読の一部なのか?
・幼児は黙読できているか不明なので音読を元に親が語数をカウントしたほうがよいか?
・何をもってこの本は読めたとするか?一人で全て音読できたら?親の後にリピートだけではカウントしない?
・フォニックス併用のほうがよいのか?読めるようになるとネイティブの音声やリズムがインプットしづらく、就学後に文字読みをすすめる人もいて、どちらがいいか悩みます。
コメントありがとうございます。
いつも読んでいただけているようで、とてもうれしいです。
ご質問頂いた件ですが、
多読をはじめたといいながら、ずぼらな私はカウントするつもりがなかったため、
3ナイ主婦のタエさんの本をちょっと調べてみました。
タエさんルールでは、
・読み聞かせはカウントしない
・1日に同じ本を何度読んでも1冊とする
・違う日ならば、何日同じ本を読もうとカウントする
となっていました。
ここからは私の見解です。
・幼児は黙読か~。について
娘はまだぶつぶつ声に出して読む音読期で黙読期に入っていないため、声に出していないときは絵だけをみていると思います。
ひらがなが読めるようになってから、拾い読み、音読、黙読となるので、ブツブツ言わなくなったら、黙読になっていると思います。
黙読期に入ると、文字をみているのか絵を見ているのか視線や目の動き・ページをめくる速度など観察するとわかるのではないかなと思います。
・何をもって~。について
今の段階では、ブツブツ言っていたら、1冊とカウントする予定です。
・フォニックス~。について
うちのおうち英語をはじめたきっかけが、フォニックスのカエルのDVDだったので、初期からフォニックスをやっていました。
文字を読もうとするようなった時、暗唱期よりも発音がたどたどしくなりました。
でも、日本語も暗唱から、音読になると拾い読みになるのでたどたどしくなりますよね。
最近は、少しなめらかに読むようになってきました。
ただし、耳から入れられるうちは、耳から入れた方がいいのかなと思います。
英語も本を読むこともお勉強ではなく、楽しい、面白いが一番だと思うので、本人が英語の本に興味が向いたので多読に入りました。
できるだけ、耳から入れて、並行して絵本好きの下地を作っておいて、興味が向いた時に多読にはいるのがいいと思います。
実は、多読と言いつつ、絵本を与えているだけです(;^ω^)
こんな回答でいいか不安ですが、今後ともよろしくお願いいたします。