ディズニー英語システム(DWE)のTACですが、習慣化することに苦労しており、わが家ではほとんど出番のないアイテムでした。
しかし、「もしも高校4年生があったら、英語を話せるようになるか」という本を読んで、超重要アイテムではないかということに改めて気づいたのです。
本の内容とあわせて、どう重要かお話ししたいと思います。
「もしも高校4年生があったら、英語を話せるようになるか」の概略
「もしも高校4年生があったら、英語を話せるようになるか?」
そりゃ、ならないでしょ。そうです。答えは、ならないんです。
この本には、どうやったら話せるようになるのか。日本の中学・高校での英語の勉強では、なぜ話せるようにならないのか。英検やTOEIC高得点取得者が英語を話せないのか。
英語を話せるようにするには、どのように勉強したらいいのかが書いてあります。
なぜ英語が話せるようにならないか?どうすれば話せるようになるのか?
明治維新から欧米の書物を読んで知識を得て近代化することが重要で、読むこと書くことに重きを置いた教育でした。しかし、聞くこと話すことにはそれに即した教育が必要です。ですが、今現在も読むこと書くことに重きを置いた勉強方法を続けているため、聞くこと話すことができないようです。
細かく言えば、色々書いてありましたが、下記の3つが英語が話せない大きな要因のようです。
「単語や文を完璧な日本語に訳す」教育が英語を話せなくしている。
「単語や文を完璧な日本語に訳す」という中学・高校での勉強方法では、聞く、話すという高速処理が必要な動作に対応できない。また、日本語に無理矢理当てはめることで近似値となり、間違った使い方をしてしまうということでした。
「単語や文を完璧な日本語に訳す」ことをやめ、単語は絵や写真、動画などのイメージで覚える。また、関係代名詞等も含めて、文は前から訳して意味を捉えることが書かれていました。
英語は管楽器、日本語は打楽器。打楽器をたたいてきた者が、いきなり管楽器は演奏できない。
日本語は文字の1音1音が分割されている打楽器(太鼓)のようなもの。一方、英語は管楽器であるため、文字と文字につながりがあり、管楽器(フルート)のようなものだそうです。
打楽器の音に慣れ親しんだ日本人には、管楽器を聞きなれていないので反応できないと書かれていました。やはり、幼児期に耳を育てることが重要なんだと認識しました。管楽器を演奏するには、「楽譜(文字)を読むこと」「大量に音を聞くこと」「音読すること」の3つが有効な練習方法だそうです。
※「楽譜(文字)を読むこと」とは、この文はこう聞こえるなどのパターンを覚える方法で文字に頼る大人向けの方法です。幼児期からのおうち英語には必要ないかなと思います。
日本人は疑問文が苦手(語順を入れ替えて、肯定文を疑問文に入れ替える作業が苦手)。
WhenやWhat等の後に続く、肯定文を疑問文に入れ替える作業が日本人は苦手のようです。確かに私も疑問文を作るときに、文を考えながら話すので、苦手です。
この弱点克服には、疑問文をとにかく口に出して、慣れる!練習あるのみと書いてありました。
トークアロングカード(TAC)の重要性
トークアロングカード(TAC)は、日本人が英語を話せるようになるために重要な3つのアプローチがすべて出来るのです。
トークアロングカードは、単語や文を絵で覚えるので、イメージで意味をとらえられます。※単語数が少ないのが難点ですが、、、。
また、カードに録音された文を聞いて、自分で発声をするので、聞く、音読することができます。
さらに、トークアロングカードの裏面には、「What are Goofy, Mickey, and Donald doing?」「They’re turning around」等の多くの疑問文とその答えが録音されているので、それらをリピートすることで、疑問文の語順も身につきます。
また他の効果として、質問への回答もセンテンスで答えられるようになる、「Isで聞かれたらisで答える」などのルールが無意識に身につくことが期待できます。
DWEは何歳でも有効と考える理由
「もしも高校4年生~」に紹介されている勉強方法は、DWEや幼児英語教材で実践されている、言語獲得プロセスが元となる方法でした。
DWEのそのほかのDVD教材でも、イメージで意味を捉えられるようになっています。Story and SongsのCDやStraight PlayのDVD、Step by StepのDVDには、これでもかというくらい問いかけ(疑問文とその回答)があります。TACに限らずDWEは、聞く話すということに有効な教材だと感じています。
DWEを大人も本気で使い倒せば、英会話が上達すると思います。私自身もDWE購入依然と比べて、すっと出てくる疑問文が増えたと思います。すごく短い文ならイメージで意味を捉え、口に出すことができるようになったと思います。※すごくレベルが低い次元の私の話であまり参考にならないかもしれません。しかも、娘達にやらせてばかりで私自身はほぼやってこなかったのですが、、、。
今後、私もDWE、TACをしっかりやるぞ!!と決心しました。
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